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オピニオン 2022.02.08

魅力的なタイの伝統衣装

タイの女性の伝統的な民族衣装で代表的なものと言えば、「シワーライ」です。綿やシルクから作られた長方形の美しい布を胸に巻いて着る「サバイ」と、筒状のスカート「パ・ヌン」で構成されます。これらの上にシルクなどの布を肩にかけるのが基本のスタイルです。

胸に巻くサバイのスタイルや色には、タイ東部、東北部、南部、中部とそれぞれに特色があります。シワーライは日本ではなかなか手に入りづらく、タイ国内でもシルクを使用しているものは高級品です。

男性の正装は「スア・プララチャターン」と呼ばれます。皇族が着るために作られたのがはじまりとされていますが、1977年にプミポン国王がデザインを決めて着用を推奨したことで広まりました。

男性の衣装も、素材はシルクで作られています。シャツの上に立ち襟のジャケットを着て、ボトムスにはシルクで出来たタイパンツを着用します。様々な柄や刺繍のものがあり、タイパンツには長ズボンやひざ丈タイプのものがあります。

タイの民族衣装は婚礼衣装としても着られています。婚礼衣装として女性のシワーライを着用するときは、白を基調とした色が選ばれ、ゴールドのジュエリーで着飾ります。男性の着用するタイパンツには長ズボンタイプもあるようですが、正式な場ではひざ下丈のものが着用されます。

タイ人でもなかなか着る機会がないタイの民族衣装ですが、お祭りで着用されることはあるようです。女性はシワーライやタイドレスをパーティーなど華やかなシーンで着用することも多く、タイの伝統芸能やダンス・ショーでもその姿を見ることができます。

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