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vol.4『今後のIT戦略を語るシス管系女子の夢』

ドリームマンマガジンvol.4は、入社3年目の島袋遥さんです。今現在、島袋さんは現場のチーフとしてITエンジニアのマネジメントを行っており、今後ERP分野でSAPにチカラを入れてキャリアを作る夢を持っています。

-そもそもなんでニックネームが「ぶぅ」さんなんですか?

 

島袋:はい。苗字が島袋なんで、昔からみんなに「島ブー」って呼ばれていたんです。で、この会社に来てニックネームを「ぶぅ」にしました。それは「島ブー」とディズニー映画の「モンスターズインク」のブーとかけています。ブーは、モンスターズワールドに入り込んでしまったんだけど、チーム一番の怖がらせ屋のサリーに懐き、好奇心旺盛で目を離すとすぐにいなくなってしまう反面、勇敢な面も持っている。そんなブーみたいな周りを元気にする存在になれたらいいなって。

-なぜITを目指そうとしたのですか?

 

島袋:就活時、これからは手に職だなって感じてIT業界で働きたいと思ったんです。でも、私は心理学部で理系でも何でもないし、で、とりあえず合同企業説明会に行ってみようと思ったのがきっかけです。会場では他の企業は来た学生を対象に各々セミナーを行っていましたが、このジー・ブーンだけ社員さん達が学生を呼び込んで、「はい!このタブレット持って動画見て~!」って感じで、他の企業と違ったんですよね。ITだけじゃなくていろんな事業もやっているし、面白い会社だなって思いました。一次面接に行った時、本社のインテリアもやっぱり他の企業と違うし…、なので入社しました(笑)。
職種は希望通りのITエンジニアとして現場に出たはいいんですけど、何も分からない、専門用語が分からない、すべてが分からないという状態でした(苦笑)。最初は手順どおりに進めていくのですが、知らない用語が出てきたり、あまりにも基礎的な操作は手順書から省略されていますので、まず手順書に書いてあることすら理解できませんでした。
それから、ユーザーから来た問い合わせがヘルプデスク経由で私たちの配属先に来るんですが、ヘルプデスクでは分からなかった専門的な領域をベンダーに調査依頼して回答するのが私のチームの役割なんです。しかし現場の先輩へ質問しても、自分の知識が足りない。もしくは先輩の回答内容が専門的すぎて理解できなかったりと、とにかく最初のうちは何度も心が折れそうになりました。でも、だんだんとやり続けるうちに、今まで点だったのが線になってきて、そこでようやく「あ、これはこうなるんだ」と、わかってきた時は仕事が面白くなってきました。

-今後のIT戦略でERP分野は伸びていくと思いますか?

 

島袋:そうですね。ERPは「Enterprise Resource Planning」の略で、経営業務資産計画を意味し、基幹系情報システムといった名称で呼ばれています。企業全体を経営資源の有効活用の観点から総合的に管理し、販売・会計・在庫や人事など、それぞれのデータベースを一括で管理します。情報の一元化管理とデータが更新され、部門間の連動がリアルタイムで把握できる点が特徴で、常に「現在のヒト・モノ・カネ」を最新の情報で管理することができます。グローバル化や環境の多様化など、経営のスピード感が高まっていますので、今後ERP分野は伸びていくと感じています。

-そのERP分野で、SAP社は世界シェアNo,1 だと聞いていますが、まさにそのSAPのシステム管理をされているのですね。どんな感じですか?

 

島袋:SAPは、SAPそのものが業務プロセスとなるように開発されている“製品”ですので、サポートする範囲によって複数のシステムが存在します。それぞれの範囲によって専任のエンジニアが付くので、私はそのシステム管理のチーフとして、現在任務を遂行しているのですが、チーフなんて初めてですし、配属された部署は、私よりもうんと年上の方もいるので、正直マネジメントなんて何すればよいのかわかりませんでした。でも、チームのメンバーをポジティブにし、仕事を遂行させていくのが私の任務と認識した時、気持ちがストンと落ちました。
でも、勿論大変というか日々勉強です。どうしたらメンバーたちが滞りなく業務を遂行していけるか、かつ傍らでSAPのシステムの勉強もしていかなければいけないので。

-そんな島袋さんですが、将来の夢は何ですか?

 

島袋:そうですねぇ~…(しばし考えて)。ちょっと社外の人に言うのは初めてで恥ずかしいんですけど、ぶっちゃけいいですか。私、将来はSAP社で働きたいなって思っているんです。SAP社ってドイツにあるんですよね。私は大学で第2外国語はドイツ語を専攻していて、卒業旅行はミュンヘンに行っているんです。そしてIT業界を目指して、出向先はSAPを導入していることもあって、なんかドイツに縁があるなぁって感じているんです。しかもSAPは世界シェアNo,1 ですからね。SAP社でITエンジニアとして働く日本人女子って、将来の自分(笑)。夢というか憧れというか、です。はい。

会社のイベントですか?積極的に参加しています。皆の前で自分の夢を話す場があるってそうそうないですから。おまけにそれに対してチャチャを入れてくる人はいませんので、自分の夢が周りのポジティブエネルギーに守られながら進んでいける感じがするんです。

 


取材を終えての感想
最初、インタビューに現れた島袋さんは、後藤代表の後ろに隠れてちょっと恥ずかしそうにしていたのですが、いざインタビューを始めると、ご自身のニックネームの通り、とても明るいシス管女子でした。入社3年目だというのに、既にチーフとして年上の部下も持っている島袋さんですが、メンバーに寄り添っている姿勢を感じ、チーフとしての初々しさと逞しさの両方を感じました。是非、持ち前のポジティブエネルギーで、ドイツのSAP社勤務の夢を実現してほしいと願っています。

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